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太陽礼拝

こんにちは。佐渡は寒波の影響を受け、一面真っ白な雪景色となりました。

一面の銀世界。その美しいこと。
雪が晴れ視界が澄んで見えるこの景色にとても癒されます。

昨年は大雪で被害が出ましたが、今年は雪の影響もさほど無さそうなので安心しています。
皆様どうぞご安全にお過ごしください。

最近は身体づくり日記を更新できていませんが年末の太陽礼拝に向け、練習しています。

太陽礼拝は連続した12のポーズを行うもの。「1日の始まりに太陽に挨拶をして、その恵みに感謝する。」という意味が込められているようです。また、太陽礼拝は別名「動く瞑想」と呼ばれており、呼吸に合わせて身体を動かすことで集中力が上がり瞑想状態となります。

人間には108の煩悩があると言われているようで、欲望・怒り・妬み・愛欲・愚痴などがあり、迷いや悩みの原因となる心の働きを言います。

ヨガの世界では年末に108回太陽礼拝を行うことで108個ある煩悩をひとつづつ消していくというのが由来の主流となっているそうです。

煩悩を消して、来年は幸せな1年となるようにと願いを込めて・・・。

年末にLightで27回の太陽礼拝を行います。

自分で27回分太陽礼拝を行ってみると欲望が出てくる、出てくる・・・(笑)

「もっとこうしたらうまくいく?」「もっと上手にできるようになりたいなー」「いや、このやり方はだめだ、きれいじゃない・・・」「あと15回もあるのかー・・・」などなど。

ヨガをお伝えしている身ですが、素直にこんな気持ちが湧いてきます。

実際に右肩と腕がだんだん痛くなってきているのも感じるのですが、その痛みをなんとか調整してやろう!という気持ちで頭がいっぱいになり、心が穏やかになる状態とは真逆に引っ張られておりました。「あー・・・なんで痛いのだろう。」途中でその気持ちに心折れそうになることも。

ある先生の「痛みとヨガの向き合い方」というお話を聞いた時、痛みを“ただ観る”ことをすると苦しみから解放されると説いておりました。

痛みに感情をのせてしまうと苦しみが生まれる・・・と。

苦しみ = 痛み × 抵抗

痛みにあらがおうとすることで苦しみとなるのだそうです。自分の太陽礼拝を見ていても、「痛みを何とか調整してやろう!」という気持ちに引っ張られていることがよく分かります。本来の目的である「太陽に挨拶をし、その恵みに感謝する」だったり、「煩悩を消していく」という意味から離れている状態です。

つくづく、人間の心とは面白いものだなと感じます。

「失敗は成長のもと」ということわざがあるように、失敗や陰の感情があることで良い方向へと進むことができるのです。

私は“ただ観る”という練習を積みながら、皆さんに深みのあるヨガ時間をお届けできるように精進して参ります。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

井出 かなえ kanae ide

経歴:介護士としてご利用者様の機能訓練に携わる。その後はスポーツクラブにてインストラクター業をスタート、RYT200を修了・Lesmillsインストラクターとして3年間グループレッスンとマシンジムスタッフを経験する。故郷である佐渡島に帰郷し「 YOGA studio Light 」をオープン。2023年春に宮古島にて2回目のRYT200を修了。佐渡島を中心に現在も活動中。
ヨガ歴9年・指導歴6年目 / 資格: RYT200修了・介護福祉士・初任者研修修了